密教 真言宗 法器 法本(日本輸入品)
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十一面法/十一面息災護摩法〈私記〉
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編 著 |
北野 宥範(編) |
体 裁 |
折本(160×114ミリ)、緞子装本、帙入、158頁 |
ISBN |
9784-88414-187-5 |
発行日 |
2017年4月 |
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本書について
胎蔵現図曼荼羅の蘇悉地院に住し、観音部中で最も密教的な尊格である十一面観世音菩薩の十八道念誦法と護摩法を収載。
本次第の特長
博く四種法に通ずとされる十一面念誦法を三宝院流に準じつつ師伝を交えて編集。
除病・滅罪・敬愛・福徳等の利益にも及ぶ十一面息災五段護摩法を併載。
本地仏供養として十一面法一千座の修法を課せられた聖天行者必携の次第。
十一面観音の本誓と功徳力(解説より抜粋)
十一面観音菩薩は、通常なら胎蔵現図曼荼羅蓮華部院(観音院)に属すべきと考えられるが、実際には蘇悉地院の北端に住している。これは、諸観音の中でも特に「妙成就」を本誓とする十一面観音の功徳力に因るものであり、そういう意味で十一面は観音部の中で最も密教的な菩薩といえるだろう。十一面法の功徳として「除病・滅罪・敬愛・福徳」等が挙げられ、諸天の本地とされるのもこの理由に拠っていると思われる。
十一面観音の密号を変異金剛と言うのは衆生を済度するために種々の変異身を以てするためであり、また慈愍金剛と呼ぶのは、大慈大悲によって衆生を成就に導くのを本誓とすることによる。あるいはその利益の広大なことから大光普照観音とも称される。
十一面の配列と各相の義について、現図曼荼羅の像では本面の両側に各一面、その上に五面、そのまた上に三面で本面と合せて十一面となる。次に『十一面儀軌』では、当前三面(寂静の相)、左三面( 利り牙げ出現の相)、右三面(威怒の相)、後一面(咲怒しょうどの相)、頂上一面(如来の相)となっており、当面三面に本面も含まれている。
ただし『陀羅尼集経四』および『十一面神呪経』では左右三面について左三面が威怒、右三面が利牙出現の相とされて『儀軌』とは逆になっており、本次第の道場観ではこの説が採(と)られていることが判る。
面相の義については寂静の三面は行者の三毒を浄め、威怒相は善男善女の正道正行の三障を破し、利牙三面は悪魔悪人の邪道の三障を破す。そして後の咲怒相は、行者の三毒等を断じた後には一切智を得ることを示し、如来相はもちろん蘇悉地の境地を表すのである。
十一面の形像・持物について
『陀羅尼集経四』『十一面神呪経』に説かれる形像は二臂十一面で右手を施無畏にして念珠または瓔珞を懸け、左手は瓶に蓮華を挿したものを持つ。これに対して現図曼荼羅と『十一面儀軌』では四臂十一面、右手は念珠と施無畏印、左は蓮華と軍持瓶で、一手と二手の順序に違いがあるが、本次第の道場観では右の第一手は念珠、第二手は施無畏印、左第一手は蓮華、第二手は軍持瓶を持つ。
それぞれの持物の意味するところは念珠は大悲の徳、施無畏は大慈の徳、蓮華は三昧の理、澡瓶(そうびょう)は大悲智の義となす。又の説に念珠は根本智で大円鏡智にして智は煩悩を断ずるゆえに調伏の義。施無畏は三業化用(けゆう)で成所作智、無畏を施すは息災の義。蓮華は観音の体で妙観察智、花は愛すべきもので敬愛の義。澡瓶は一切衆生に甘露の智水を 澡(そそ)ぐ意で平等性智のゆえに増益の義。従って四臂は即ち四種法に通ずることになる。
十一の意味
古来の解釈では「十一面」は、十地十波羅蜜を満たして第十一地妙覚の位を得たことの義とされる。ただし、十一面それぞれの相の義と十波羅蜜との関連が不明であるため、この義はやや説得力に欠けるきらいがあるという。
また『十一面神呪経』によると、この尊は十一億諸佛の説く神呪を受持するので十一面と名付けるというが、十一億を何故に十一面とするかの理由がはっきりしない。その他には、ヒンズー教の大自在天の異名を十一最勝と言うので、十一面の名はそれに由来するという説もある。
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